主な調査方法と解析技法

主な調査方法と解析技法

主な調査方法

SR&Dの調査メソッドは、各種の調査会社とのネットワークにより、各種調査、全国調査の対応も可能です。

【定量調査】

主に、適切な回答者数(量)を集め、課題解決に向けて実施する調査方法です。 現在では、様々な方法がありますが代表的な調査方法をご紹介します。

図:主な調査方法

【定性調査】

人が思っていること、考えていること、感じていることなどを、口頭や文章で調査をし、 その事象に対する関係性を探索し、必要に応じた「切口」を探すために実施します。

統計調査に使用されるデータの種類と特性(参考)

アンケートなどを集計、分析される際、そのデータの種類や特性によってその方法が異なることは、 一般的にあまり知られておりません。

しかし、このことは結果の読み取りに誤った解釈をさせてしまうことにもなってしまうことが多々生じてしまいます。 以下は、主な種類と特性をまとめたものです。実際には、当方が関与、設計するものですから、 詳しく理解される必要はありません。ご参考までにご覧ください。

図:データ尺度と性質

主な分析・解析技法の解説

(番号に〇は、中小企業に比較的有効と思われる調査テーマ)

図:主な分析・解析技法

*それぞれ、目的(因果関係探索、判別、分類、総合化)や、データの性質によって使い分けられています。

調査報告書サンプルの『顧客(患者様)満足度調査』は、クロス集計、因子分析、 重回帰分析、カテゴリカル重回帰分析、偏差値の算定で構成されています。 ダウンロードしてご参照ください (注:ダウンロードアドレスはお問い合わせへの自動返信メールに記載されております)。

なお、解析にはSPSS社製の統計解析ソフトを使用しています。

他の対応可能な多変量解析技法

以下に概要を記します。


◆数量化理論 Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ 類

質的データ(名儀、順序)のデータを量的データ(間隔、比率)にして変換分析する技法。


◆多次元尺度構成法

似ている変数を近くに、似ていない変数は遠くに布置し、その距離で類似度として測定する技法。


◆信頼性分析

行った調査の結果や尺度が、どの程度信頼できるのかを統計量で測る技法。 (相関係数と同意義で主に評定加算法(リッカートスケール)による調査で用いられます。)


◆時系列分析

時系列からトレンドを探索する場合の技法。


◆PSM分析

需用価格を5つの観点で評価してもらうことで最適価格を算出する技法。(但し、多変量解析ではありません。)


◆共分散構造分析

変数と変数の因果関係を構造的に探りだす技法で、多くの多変量解析技法が含まれており、 観測変数と潜在変数に分けられ構造をグラフィカルに表現します。


その他、リスク解析の技法や比率で表された目的変量を一度変換してから行う、線形分析モデルロジステック回帰分析、 対数線形分析、ロジット分析、などもあり、主にある事象の起こりえる割合や判別、確率などを求める時に利用されます。 (主に研究者、開発者、学者などに多く活用される解析技法と思います。)